天然を謳う天然水が人の手を経てブランド水になるとはいったいどういうことでしょうか。一般的な天然水は工場で殺菌処理やボトル充填をおこなうので、その点においては加工品であるといえます。しかし、調味料や添加物を一切くわえずそのままの状態で供給するので、その点においては加工品でないといえます。
したがって、天然水は時計や鞄や化粧品のように企業がブランドにはなりません。どこで汲みあげられているか、すなわち、採水地がブランドとなります。
若者を中心に海外の水が人気のようですが、世界的に見ても日本の水の品質には昔から定評があります。なかでも植生自然度で第1級の森林帯を誇る富山の立山連峰の天然水は、大自然に育まれたブランド水のなかのブランド水といえるのです。
昔から「薬をお茶で飲むな」といいますが、これはいったいどういうことでしょうか。薬には作用性があり、お茶にもまた作用性があります。つまり、お互いの作用性がお互いの作用性を損なう恐れがあることから、「薬をお茶で飲むな」といったのです。この地球上、人の口のなかにはいるもので、体に作用を与えないものは水と空気のほかないのです。
わたしたちが求める水とは、免疫力の維持と向上をサポートし、他には一切の作用を与えない水です。マグネシウムやカルシウムを多く含む硬度の高い海外の水にくらべ、全般的に硬度の低い日本の水は必要以上の作用を与えない理想の飲料水です。そんな水を飲みつづけてきたからこそ、日本の女性の肌の美しさは世界一といわれるようになったのでしょう。
体になんらかの作用を与えたいのなら、三度の食事にサプリメントなどの補給を組み合わせ、水はうるおいをもたらすものとして区別して飲みつづけていただきたいと思います。そしてその水には立山連峰の天然水を自信をもっておすすめします。
水の美味しさは、人の作用の及ばない『自然の恵み』です。
しかし、これを出荷して皆様にお届けするとき、その品質管理は、ちょっとした油断から大変な結果を招きます。
私たち株式会社宝水では、高品質の耐熱ボトルを採用し、ホットパック充填。
安心で衛生的であることを第一に追求したフルオートメーションラインで、細心の注意を払っています。
製造業務責任者
お客様に“宝”の“水”を提供しつづけるため、わたしたちがすべきは業務に関わる全員と、コミュニケーションをとること、そして、知識と環境を共有することです。当社では従業員の知識と環境のレベルを統一し向上するため、食品衛生法などの教育を積極的におこなっています。なぜなら、これによって、安全性と多様性にすぐれた高品質な製品が開発できると考えるからです。安心・安全・真心をこめた水をひとりでも多くのお客様に。これこそが果たすべき使命と考え、従業員一同、日々、研鑽を積んでいきます。
品質管理責任者
ミネラルウォーターは生の食品です。それゆえ、衛生性と安全性の徹底が品質管理の根本となります。現在では様々な設備によって高度な品質管理がおこなえるようになってきました。しかし、一方で、食品トラブルの発生など、設備が品質管理を果たしていないケースが多発しているように感じます。衛生性と安全性の確保に設備の活用は不可欠ですが、そこにばかり目を向けていては本質的な問題は解決しません。もっとも大切なのは“すべては人の心が為す”と認識すること。つまり、品質管理とは人間性の追求であり、人間性の管理だと認識することです。豊かな人間性があってはじめて衛生性と安全性は確保される。この精神のもと、従業員一同、今後も品質管理に邁進していく所存です。
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